橘

シークレット・ミッションの橘のレビュー・感想・評価

シークレット・ミッション(2013年製作の映画)
3.4
韓国映画というところで否応なしにハードル上げて観てしまうので、惜しい…と思ってしまいます。
充分面白いんだと思う。キャラ立ち、ストーリー共に。
アクションが「……ワイヤー」なところと、ラストバトルの屋上の背景が「……CG??」とか、ギャグにクスリとも出来ず気の毒でしかないとかちょいちょい残念ポイントが残念です。リュファンが店の屋上から降りるときに、基本的に階段を転げ落ちるのは良かった。ヘジンくん唖然としてた。

北朝鮮兵士の国への忠誠度は他の映画でもなかなかなかなかと思っているので、幸せな結末は無いやろと思っていても気分はどんより落ちます。
先に潜入してビジネスバカやってたリュファンと、後からきたとぼけたボンボン・ヘランと、リュファン先輩に憧れるあまり妙な真剣さを発揮するヘジンくんが3人でいる時のちょっと安らいでる感じは長くは続かず。。ヘランとヘジンくんのキャラがドツボに好みの系統なのでそれも哀しい。
リュファンを働かせてた商店のお母さんもしみじみ良かった…次男、って。なんか勘付いてただろうけど本人が言わないから訊かなかったんだろうな。


祖国に英雄として迎えられる事だけを縁に他国でがんばって生きてたのに……でも上司も、「こんな結末になるなら自分が始末付ける」みたいな責任の取り方は筋は通ります。韓国の俳優さんは機敏なアクション出来なそうなかたもアクション出来るので(徴兵制…)と思います。ワイヤーだったけど。



チェ・ウシクさんも「いる!」って思ってしまう。キャストに書いてあるのに……
橘