ショウコ

Zアイランドのショウコのレビュー・感想・評価

Zアイランド(2015年製作の映画)
3.3
「ヤクザもしくはヤンキーの暴力マンガ」として観た方が良さそうです🤔西村ゴアがゾンビ映画っぽさを出してはいるんですが、ゾンビの死にっぷりよりも倒す側のアクションの方に比重が置かれてます

前半はジンマシン出るかってぐらい拒絶反応が凄い。もうね、会話が幼稚なのよ!登場人物はかなり多いんですけど口から出てくるボキャブラリーが全員あまりに乏しくて軽薄で…劇中に2〜3種類ぐらいの脳ミソしか存在してないみたいです。君たちに個性は無いのか!?その割に言葉数が多いので、多人数なのにひとり芝居してるみたいな自作自演感がありました。画一的なコンビニヤンキートークをずっと聞かせられてる様で嫌〜!😩

はて。この感覚どっかで…と思い当たったのが「ウィーアーリトルゾンビーズ」の人たち。でもこちらは小学生ではなく大人なので言葉の引き出しの少なさがモロ見えしちゃってて苦しかった。お話を書く人は色んな人格になり切れないといけないんだなぁ📝

オマケに吉本推しの内輪ノリとシツコいコント入れてくるから緊迫感もクソも無く…電話のくだりは一回停止ボタン押したぐらいです。ゾンビ人気に乗っかったパリピのハロウィンパレードって感じ



でも後半に入るとテンションはうなぎ上り。「地元民」「関東ヤクザ」「関西ヤクザ」がゾンビウィルスの蔓延する島に集結するんですけど絡ませ方が結構考えられてて面白い。格闘アクションは思ってたより遥かに良かったし車関連のスタントが素晴らしい!車で群れに突っ込んでいきゾンビ引っ掛けてゴロゴロ転がしたり派手なクラッシュがあったりで意外と金掛かってます💰

人物の退場の仕方が浅はかすぎてこれまたジンマシン出るんですが、因縁の対決はアツい掛け合いもあって興奮した!ドラマチックなやり取りはまさしくケンカ漫画の様です。寒いウケ狙いさえ取っ払えば相当面白い映画だと思う

グロ面は日本刀で首を落としたり顔面に刃物をメリ込ませたりとなかなか爽快ですが、基本CGで血飛沫もお絵描きです。それならぶっ飛んだ欠損描写が欲しかったなぁ。「散り際の美学」って意識が薄く役者さん方の背景にしかなっていなかった。あとね、モンペのおばちゃんゾンビがどのシーンにも使い回しで映り込んでてめっちゃ目立ってました。自信作だったのかしら

jk初登場の会話シーン、どなたかアレどうやったのか教えてください。2台で撮ってたとしたらカメラ同士が映っちゃいませんか…?
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