白と赤、青とオレンジのような極彩色と、こだわりぬいたであろう洋館のセットに見惚れていると2時間が終わる映画だった。とにかく序盤のニューヨークも、イングランドの洋館も色の使い方が素晴らしい。
「幽霊は実在する」とか「幽霊は過去」だと序盤シレッと言っているように、この映画の幽霊は出てくるときこそビックリさせられるけど、出てくるのにはそれなりに理由があるのでそんなに怖くない。
終盤でのある幽霊の登場の仕方とか、怖がらせようという気はもはやなく、『ヘルボーイ』に出てくる妖怪たちのような愛すべき存在のようにも思えてくるあたり、ギレルモさんだなあ。
どハマりはしないけど、良いもん観れたのう、という感じ。ミア・ワシコウスカは美し可愛いですね。
以下雑感箇条書き。
ユニバーサルのロゴ芸は本当に偉い。映画の雰囲気を壊さない会社ロゴアレンジは日本映画もやりまくってほしいなあ。
「ゴツゴツした手」の話は、『風の谷のナウシカ』でナウシカが谷の男たちのゴツゴツした手を好きだと言ってくれる、というシーンを思い出した。
生まれ変わったらトムヒのようなケツでありたい。