⚪概要とあらすじ
ロイス・ローリーのSF児童文学「ギヴァー 記憶を注ぐ者」を、『ソルト』などのフィリップ・ノイス監督が映画化。
文明が荒廃した社会から、人類は完全に平等で争いもない平和な理想郷を作り上げる。その社会で育ち次世代に記憶を伝える「記憶を受け継ぐ者」に選ばれたジョナス（ブレントン・スウェイツ）は、全ての記憶を持つ「記憶を注ぐ者」（ジェフ・ブリッジス）と対面したことで、恐れや憎悪といった人間の本能的な感情や、理想社会に隠された暗い過去に気付いていく。社会の秩序を守る主席長老（メリル・ストリープ）は、そんな彼の存在を注視しており...。
⚪感想
「解放して」
平和な世界を作るために色々なものが制御、排除され記憶もない世界。確かに平和で戦争も欲望も憎悪も飢餓も貧困もないんだけど、どこか歪で幸せではないなって思うし、でも真実を100%知らずに生きていけるのなら私はそっちの世界がいいななんて思う。
色も排除されていて、序盤は白黒なのが凄くいい。主人公が記憶を伝えられ、学ぶに従ってどんどん色が鮮やかになっていくのが良かった。
色や、愛や、夢や、雪や、象や、戦争や、痛み、音楽。それぞれなんか大切なんだよなって感じられる。
現実味がない言ってしまえばあれだけど、SFだからしょうがないかも。でも設定が面白くて、内容が短く上手くまとまっていて良かった。
キャストも観たことある人が多く、メリル・ストリープやテイラー・スウィフト、ケイティ・ホームズ、アレクサンダー・スカルズガルドも出演していた。
平均スコアが低かったのでつまんないかもって思っていたら想像以上に面白かった。
なんかこういう内容のゲームがあったら楽しそう。
ラストがもうちょいなんかあればさらに良かった。
⚪鑑賞
GYAO!で鑑賞(字幕)。
