茶一郎

ミッション:インポッシブル ローグ・ネイションの茶一郎のレビュー・感想・評価

4.0
『飛べないトムはただのトム』


トムクルーズの、トムクルーズによる、我々のための映画です。もはやMIシリーズはジャンル化していて、自分の中の評価軸と照らし合わながら見るものになってしまっています。
今作も、もちろん!面白い!


トム、空を飛ぶ
トム、オペラを見る
トム、水に潜る
トム、死ぬ
トム、生き返る
トム、バイクに乗る
トム、暗記をする
トム、走る

です。MIシリーズ他この手のスパイ映画はいかに主人公たちを追い込み、達成困難な任務を叩きつけ、最終的には画的にその達成を観客に説得させることが一番重要だと考えています。
今作含めMIシリーズはそれらをしっかり達成し、かつコンパクトにストーリーをまとめ、それら自身がちゃんとストーリーの見せ場になっているのが素晴らしいと思いました。

プロデューサーかつ主演、(ほぼ) スタントなしでのアクションをしているトム・クルーズには一生頭が上がりませんが、前作から参戦のジェレミー・レナーも渋い! サイモン・ペッグもコメディリリーフとして十分な役割!


個人的には傑作の前作と比較して、ガジェットと面白さと斬新なアクションが無かったのが残念でしたが……(前作の立体駐車場アクションを見てからならどうしたって)

めちゃめちゃ面白い。
多用されすぎて軽い言葉ですが、ハラハラドキドキとはこのことです。

トム様!もう一回、もう一作、どうかお願いします!
茶一郎

茶一郎