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御用牙 かみそり半蔵地獄責めのmingoのレビュー・感想・評価

3.8
勝新がちんこ鍛える映画。ってだけで死ぬほど観たくなるが、小池の漫画を映画化にする難しさをヒシヒシと感じた。1作目三隅のより評価が高いのもうなづける増村の演出の手腕は流石の一言。

脚本でみる日本映画史トークメモ
梶研吾、小池一夫の劇画村塾出身。
子連れ狼を先に撮ってる。小池は御用牙の2作目が気に入ってた。キャラクターを立てる。冒頭のシーン2は流石。黒沢年男のキャラクター。映像で語る。小池さんの作劇をわかったうえで冒頭でキャラクターの関係性を描く。よく黒澤明がやる手。5話を一本の話きよくまとめている。原作の漫画的に凄いのは江戸の刑法に関しての知識量が半端ない。これを読めば江戸の刑罰と奉行がすべてわかると言っても過言ではない。どこかの大学教授が教科書にしても良いと言ったらしい。小松方正を悪に仕立てる。エピソードの作り方がお手本のよう。大映テレビの脚本構成を担当してただけあって増村節炸裂。キャラクターは読者の願望。小池一夫本人がこうなりたかった人物がかみそり半蔵。梶さんは第4期生。漫画だと7P以内に漫画のキャラクターを叩き込め、それがすべて。雄→夫。バットと木刀に劇画命て書いてあるイかれてる。刃引きしていない真剣で試し切りを庭で若山さんと勝新と3人でやった。おれが一番居合切り早かったとのこと。首切り朝が16Pの週刊連載で大変。ATGで映画化の予定があった。
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