みそらしど

キャロルのみそらしどのネタバレレビュー・内容・結末

キャロル(2015年製作の映画)
3.7

このレビューはネタバレを含みます

キャロルやテレーズの髪型や服装を見るだけでも、オシャレで楽しめる作品。
テレーズみたいなお顔に憧れるなぁ。


同性愛者のことを「そういう人」って言うことに違和感。誰かを好きになることや愛おしく思うことに、その対象が同性か異性かなんてそんなに大切なことなんだろうか。その感情自体にも、その感情が生まれる過程にも大きな差があるようには思えない。もっといえば、そこに優劣があるとは思えない。
キャロルがハージと娘の親権について、弁護士(?)も交えて話し合うシーンで、キャロルとテレーズの関係が、「克服する」べきものいわれたのもモヤッとした。どうして同性愛者だと簡単に「異常」の枠に入れられてしまうのだろう。

同性愛者間では子供を産めないから、そんなのは自然の摂理的におかしいとかいう人がいる。でも世界中に同性愛者の人は沢山いて、むしろそれに意味があるのでは?とか考えるけど、そこに意味を求めること自体ナンセンスなんだという結論に至った。いまは2020年だし、人に迷惑をかけない範囲でみんな好きに生きてくれ〜


キャロルみたいに、一見強そうなのに、脆い部分もあって、こちらが不安になるような人に惹かれたらやばいな、とは思った。