ゴジラは人類の脅威でありさえすればいいと、頑張ってアニゴジを肯定したものの、やはり怪獣はこうだよね。という圧倒的、これこれ!!これよー!!!感。
塩ビのモスラの幼虫は気持ち悪いから要らないけど、
塩ビのモスラの成虫の裏から懐中電灯照らしたいし、
塩ビのラドンぐるぐる回して圧倒的無敵感を出したいし、
塩ビのキングギドラの真ん中に成りきって両端にしょうがない子なんだから!とか説教したいし、
塩ビのゴジラを掲げて雄叫び上げて前ならえの姿勢でゆらゆらしたい。
成りきって遊びたくなるのが怪獣映画の楽しさだった。思い出した。
前作のハリウッドゴジラが記憶の彼方なせいか、怪獣たちのバトルシーンが好き過ぎたからか、人間ドラマがイマイチだった。
なにあの、渡辺謙の忖度感。
雑な感じでいいのよ。
怪獣が何考えてるかなんか誰にも分からなくて良いし、
理解できなくて予測できなくて誰も正解なんか分からなくて振り回されればいいの。
いろんなキャラにいろんなものを乗せたいのは分かるんだけど、
あんまりたくさんあるとしつこくて胃もたれする。
さらにあの、渡辺謙の忖度感。
娘のドヤ顔とか良いところもたくさんあったのになー。
渡辺謙に忖度した時間でもうちょっとモスラに活躍して欲しかった。