NAO141

グランド・イリュージョン 見破られたトリックのNAO141のレビュー・感想・評価

3.8
職場の後輩に勧められてみた作品の続編。本作のマジックも見応え充分!!
監督は出演者に本当のマジックを習得させるため練習合宿まで行ったとか。出演者はそこでマジックの基本的な仕草やテクニックを身に着け本作に挑んでいる。
もはや俳優(女優)なのかマジシャンなのかわからない笑。ボディチェックからトランプカードを隠しきるシーンは実際のカードマジックのテクニックを使用しているらしく、なかなかの見応えである。

カードを隠しきるシーンだけでなく、本作では〈雨を止めるシーン〉も有名である。初めて観た時は「そんなまさか…」とびっくりした記憶がある笑
映画の観過ぎで、マジックを作中に披露されても「これCGじゃないの?」と疑いたくなってしまう。やはりマジックは映像よりも実際に見て楽しみたいものだ。とはいえ、この雨を止めるシーンはCGではなく、ちゃんとしたマジックであり、そのタネ明かしのヒントが実は作中にバッチリ映っている。左右にある建物の屋上にあるスポットライトがヒントになるが…タネ明かし、いや、ネタばらしはしない方がマジック映画は楽しめるので何も言うまい笑

本作では悪役として『ハリー・ポッター』シリーズのダニエル・ラドクリフが出演しているが、あまりにもハリーのイメージが強すぎて、悪役に違和感を感じてしまう…笑
俳優にとって〈当たり役〉は嬉しいものであると共にそのイメージが強烈過ぎると次の作品で影響が出ることも…なかなか難しいものである。
マジックには見応えがあるが、作品としては個人的にはオリジナルの方が好き。

昔からバーなどでマジックを披露している方がいるとトリックを見破るために必死に挑戦はするが…見破れたことが一度もない…悔しい……笑
NAO141

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