もりりた

博士と彼女のセオリーのもりりたのレビュー・感想・評価

博士と彼女のセオリー(2014年製作の映画)
4.0
ケンブリッジ大学の院生である
後のスティーブン・ホーキング博士
抜群の頭脳で活躍する彼は
パーティーで出会った
同じ大学のジェーンと意気投合
スティーブンは不器用ながら
彼女と仲を深めていく
彼は在学中にALSを発症
筋肉が萎縮し自由が利かなくなる
塞ぎ込むスティーブンだが
毅然としたジェーンにより生活を取り戻す
やがて2人は結婚
衰え続ける体 夫婦で奮闘するが
大きくなる負担に疲弊する2人
宇宙論の功績の裏にあった日常の物語


病と生きた物理学者
人生を共にした恩師や友人との出会い
ジェーンとの馴れ初めは微笑ましい
理屈っぽいところにらしさが表れる😁

ALSにより一変した生活
余命宣告の逆境を乗り越え
研究活動に従事したが

サポートする周囲の負担は計り知れず
ジェーンと共に状況打開する解を探し続けた
それが一貫した関係から外れるものでも

偉人の伝記的な大筋だが綺麗に収めず

むしろ人間故の感情の揺らぎや
人生観を見直させられる作品でした🎬


ジェーンの凛とした存在感
一方で量子物理と相対性理論の違いを
豆とポテトで語るシーンは面白さと共に
スティーブンへの愛を感じる☺️

ジョナサン その顛末の是非以前に
彼無しでは早々に破綻した気がする
その優しさは2人に取って不可欠だった🤝

ルームメイトのブライアンもお気に入り
悪戯好きだが芯の優しさは本物
白髪交じりで登場した場面👴
友情の深さを感じました


触れ合いのパワー
絶望のスティーブンを包み込むシーンや
ジョナサンを求め抱き合うところなど

理性的に言葉を伝えるより
本能に直接訴える説得力があった🔥

殻が溶けるように
スティーブンの表情が変化するところに
包容力がよく現れていました🤲


変愛情が容易に変わったように見える展開
だが以前から
お互い感じるものはあったと思う

ジェーンをキャンプに行かせたのは
ただの家族サービスではなかったし
エレインとの出会いは早々に
ジェーンに変化を感じさせた🤔

困難な状況を歩んだ2人だからこそ
見えたり察するものがあった👀

結果出した結論は過去や感情に囚われず
お互いの将来を考えたもの
2人の攻めの姿勢が表れているようで
好意的に感じました


心地よい音楽が流れる静かな映画
でも伝わるメッセージはぶっといです‼️
もりりた

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