もりりた

アリータ:バトル・エンジェルのもりりたのレビュー・感想・評価

3.5
未来世界、医者のイドは廃棄場から拾った頭部部品でアリータを制作。過去の記憶が無いアリータだが友人ヒューゴと出会い日常に慣れていく。類稀な身体能力を見せるアリータに街流行のスポーツ、モーターボール関係者が注目。アリータ自身も夢で自分のルーツを徐々に思い出していく。

予告やポスターで見るよりいい意味で違和感なかったアリータ!ヒューゴやイドとの交流も自然で、サイボーグ感ありつつ過剰じゃないバランスがすご!詳細まで拘ったバーサーカースーツのメカメカしさは好みだけど、オクトパス的なグリュシュカとのガチンコ勝負やモーターボールシーンはCG過ぎてハラハラするような臨場感はなく。八つ裂きにされても目チョップできるアリータの超フィジカルで、何となく勝つ筋書きが見えるのも盛り上がりを欠いた印象…

下のアイアンシティに対して煌びやかなザレム、未来的かつ野心掻き立てる設定は期待感あったけど、ザレムと繋がるベクターの行動の意図は掴みにくく。古の戦争のエリート兵士の部品を狙うという目的の拍子抜け感、かつ舞台がモーターボールというのもスケールダウンしている印象。ザレムの良さが分からないだけに大金を貯めるヒューゴの動機、ノヴァに立ち向かう覚悟も気持ちが追いつかず。世界観は惹かれたけど身近な争いに終始し物足りなさが残った!

ストーリーは浸れなかったけどチレンが改心しアリータを逃すところや、友人が徐々にアリータを認めるのはいいシーンだった!人懐っこい性格の超強いサイボーグだと見せどころがむずい!
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