たまこ

おみおくりの作法のたまこのレビュー・感想・評価

おみおくりの作法(2013年製作の映画)
3.7
主人公ジョンは、物静かな役人。
孤独死した人の足跡を辿り、故人を尊重した葬儀をひっそり行なって埋葬するのが彼の作法。
ところが上司から効率の悪さを指摘され職を追われてしまう。そんな彼が最後に担当するのは、死後数週間経って発見された男。小さな手掛かりをもとに様々な人と出会い、自身の寂しい生活にも光が差し込みつつあることを感じ始めるジョンだが…。

図らずも、他人の死に真摯に向き合う人間を淡々と描く映画を、2日連続で鑑賞。
(それも祖父の葬儀から程なく…。)

だが、こちらの映画は「ある終焉」より切なく哀しい。

人は一人で死んでいくものである。
孤独に死ぬことは避けられなくても、死んでも誰にも気づかれない、悲しまれない、そんな終わりは迎えたくない。
「死に方」よりも、「生き方」について深く考えたくなる映画である。