ちゃんちゃん焼き

デッドプールのちゃんちゃん焼きのレビュー・感想・評価

デッドプール(2016年製作の映画)
4.3
面白かった!久しぶりに映画でよく笑った。
ちょっとグロいアクションシーン、下品ネタ、メタネタが多め。演者と観客の間には第四の壁というのがあり、それを破ってる作品なので、デッドプールが身近に感じられる(そしてついつい笑ってしまう)。そういうノリが苦手だとちょっとキツイかもしれない。自分には新鮮でたのしかった。
話の作り方が丁寧でそれでいて飽きさせない。自分でコスチュームを作ったり、盲目の年配女性とルームシェアしたり、どことなく生活感漂うのもいいし、敵地に乗り込むのに忘れ物をしちゃうとかとにかく型破りなヒーロー。正義のヒーロー然としていないところが最高だと思う。敵キャラが敵キャラっぽくない見た目なのもよかった。アクションはどれも見ごたえがあったが、冒頭から始まるカーアクションはとりわけ見事だった。タクシードライバーとのやりとりも笑えた。面白いところをあげるときりがないくらい。
マーヴェル作品もアメコミにも疎い自分もゲラゲラ笑えるネタがたくさんあるし、もっと知りたいと思える映画。日本の有名キャラクターがちょっと出てきてにやっとした。パンフレットに元ネタも割と詳しく解説されているから気になる人はチェックするとよいかも。「緑のコスチューム」が何かわからなくて、仮面ライダー?と思ったら『グリーン・ランタン』(ライアン・レイノルズ主演の映画)のことらしい。なるほど…観てみよう。
最後にいつもエンドロールを観ないひとも終わるまで席にとどまることをおすすめしたい。