瀬々作品は絶対に見逃すまいと思いつつ…あまりにも低い評価に今回は見送ろうかとも思いつつ…不安感いっぱいで見に行った。
まぁ正直ノレる話ではないけれど、瀬々ワールドは随所に感じられた。
最後にマナブを燃やす廃墟なんてのは、「ヘブンズストーリー」を彷彿させたし。
岡田将生と染谷将太のキャスティングなんて、「アントキノイノチ」を思い出させたし。
でも…いまひとつ寄り添えず。「死」がテーマでありながら、それがリアルなものとして伝わってこなかったからか。
昨年見た「マリアの乳房」で「死」が強く感じられたのは、そこに「性」的なものが絡みあっていたからか。
そういう意味でも、やっぱりピンク映画的な内容の瀬々作品が見たいよなと。