るる

ランダム 存在の確率のるるのネタバレレビュー・内容・結末

ランダム 存在の確率(2013年製作の映画)
3.9

このレビューはネタバレを含みます

なにこれ面白い。B級映画と侮るなかれ。
知的好奇心と興奮が持続しっぱなしの90分。

「シュレディンガーの猫」がキー、脚本がうまいので、説明くささがないのが良い。

低予算のSFサイコスリラーだが、舞台劇のような面白さ。「世にも奇妙な物語」が好きな人は是非。
「あの家」の自分自身と遭遇した際の奇妙さ、不気味さなど、怖いというより気持ち悪くて。ヘタな演出がないぶん、ゾクゾクできた。

自分自身を見つめなおす、私を愛してくれる貴方を探す、私にとって住みやすい世界を探す、しかし、他人のものを奪おうとすると…

示唆されているテーマは普遍的なのだが、その突きつけ方がすごい。

見て良かった。
るる

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