TakashiM

アバター:ウェイ・オブ・ウォーターのTakashiMのレビュー・感想・評価

3.3
2023年、あけましておめでとうございます。
今年も宜しくお願い致します!

本年の1本目は、珍しく次男が映画を観たいとのことで、新宿にてIMAXで鑑賞となりました。

現時点で最高峰の映像技術であると、どっかの誰かがテレビで言っていたとおり、今までに無い得難い体験だったことは間違いない。

今回の舞台は主に海。
海を泳いだり潜ったり跳ねたり。
見たこともない生き物がうじゃうじゃ。でも南国の海のような透明度で気持ちがいい。

特に海中シーンは印象的。
異世界の水族館に来て、巨大な水槽を目の前にしているかのような、不思議な感覚になる。

人物の質感は気持ち悪いくらいリアル。
アバターたちがアップになるシーンは、目の前に顔が近づいてきて、その息使いまで聞こえるような。

戦闘シーンの迫力は圧巻だった。
3Dでの見せ場は、やっぱりここでしたね。
この技術で、いろんなSF映画を蘇らせてほしい!!


3時間という、ボリウッド並の長尺のなか、これでもかと驚くような映像美を見せつけてくる。
見せつける、というのは「どーだすげえだろ」と言われてるかのような、過度な演出感がちらほら。

すごい映像であるから反論のしようがないんだけど、見せつけてくる感が強くて、シナリオに没頭したい派としては、少々興ざめ。
かといってシナリオが面白いかというと、割とありきたりなシナリオだったかな。
そもそもアバター1作目を観てないので、基本的な設定・用語がちょっとわからんというのが痛い笑


あと、あまり言いたくないのだが、ジェームズキャメロン監督のヴィーガンな趣味趣向が色濃く出てるなーって気がしちゃう。

特に捕鯨のシーン。
船体に「日浦」の文字。
これって日本捕鯨なんちゃらを意識してるんだろうし、このシーンではやたらとアジア人が強調される。。

別に文句言いたいわけじゃない、いや、やっぱり言いたい。

本作は、最高の映像美を使って、監督の自己主張を世界に発信してる映画だった。
鑑賞後の印象、正直よろしくない。。
いつもだったら、そんなのは「細けえことは気にしねえ!」なんだけど、、、なんでだろなあー
なんとなーく、メッセージ性を感じ取ってしまい、しかもそれが本作のストーリーとは何も関係ないから、かなあ。。
RRRのイギリス軍の悪魔っぷりは笑って見ていられたのだけどー。


というわけで、採点の内訳はこんな感じ。
技術★5、ストーリー★3、鑑賞後の気持ちよさ★2


・・・
ちなみに次男の感想一言目は「3Dメガネで耳痛え」
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