もじゃ

フェイク シティ ある男のルールのもじゃのレビュー・感想・評価

3.5
不正をしても、告発をしても殺される世界。

刑事のラドローは因縁ある同僚が強盗に殺害される場に居合わせ、内部調査に疑われる。切り抜けられるか?事件の裏には何が?
日米問わず、警察の内部ものはドラマになりやすい。ストレス多い職場の人間関係は複雑だし、殺伐とするのも仕方ないことだとは思う。
刑事役のキアヌはやはりかっこいい。本人もやりたがってるかもしれない。制服姿もある意味サービスなんじゃないか。陰気なのはいつもの事として今回はちょっと荒っぽい。フォレスト・ウィテカーもまたいつもと変わらない困り顔(笑)
映像は特に凝ったものでは無いけれど、刑事の現場っぽくザラッとした感じ。ストーリーの構成も素直。30分までに事件が起こって、ラドローの弾が同僚に当たった所もわかり易く映る。冒頭に主要キャストは皆顔を見せてるし、フェアな作りの脚本だと思う。終盤の流れには圧倒された。
刑事物ってどの国も似た感じになるよね、っていう作品。
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