監督・脚本・製作をラージクマール・ヒラーニが務めて製作された2014年のインド映画
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地球を調査に来た宇宙人のPK。宇宙船を呼ぶリモコンを失ったPKが地球の人々が信じている「神様」にリモコンを見つけてもらおうと神様を探し始める…といった物語
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インド映画史に残るヒット作「きっと、うまくいく」のラージクマール・ヒラーニ監督と主演のアーミル・カーンが再びタッグを組んだ作品
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インド映画史上No.1の興行成績を叩き出した大ヒット作品だ
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宗教という扱いにくいテーマをコメディにしているだけでなく、宗教への疑問を投げかける大胆な脚本だ。宗教関係者に叩かれそうな内容だけど、インドで大ヒットしたということは、インドの人も日頃から疑問に思ってるのだろう。
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例によって唄ったり踊ったりするインド映画のお約束はあるし、超長尺映画である
映画大国インドは映画にお金をかける
ハリウッドの古き良きミュージカル映画を彷彿させたり、「ローマの休日」を思い浮かべたり、フランス映画のようなエスプリまで効かせているからお腹いっぱいになる
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もうちょっとコンパクトに編集できそうな気もするけど、きっとインド人は日本人みたいに時間に追われていないのだろう
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アーミル・カーンは相変わらずいい味を出しているけど、やっぱり50代の俳優には見えない若々しさ。
ヒロイン役ののアヌーシュカ・シャルマは可愛らしかった
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それにしてもラージクマール・ヒラーニ監督は長編映画のまとめ方が上手
SF、宗教、恋愛などドタバタといろいろな要素をごちゃ混ぜにしているにもかかわらず、最後はいい映画だったなあって思わせてくれた