ジェイク・ギレンホールのクライム・ムービーです。
事故現場に遭遇してカメラに収めてテレビ局に映像を売ると金になる事を知り、自分自身でもやってみる内にどんどんとエスカレートしていくという話です。
本作のポイントとしては主人公・ブルーム（ジェイク・ギレンホール）は段々と人として堕ちていく訳ではなくて映画冒頭からコソ泥をしているクズ野郎だという点です。
この手の映画では過激な映像を入手する為に人間性や道徳心を失っていくというのが有りがちですけど、ブルームはその点は最初から悪い奴なんです。
なのでブルームは最初から最後まで一貫したキャラクターですよね。
本作の主人公はジャーナリズムのかけらもなくて、そこが僕はハッキリしてて面白いなぁと思いました。
中途半端な正義感を持ってる方が僕は嫌なので本作のブルームくらい完全悪な方が観てて気持ちがいいです。
