ひろ

ワイルド・スピード SKY MISSIONのひろのレビュー・感想・評価

4.3
監督ジェームズ・ワン、脚本クリス・モーガンによって製作されたシリーズ7作目となる2015年のアメリカ映画

前作でやっつけたショウの怖いお兄ちゃんがドムをはじめとした仲間達を追っかけてくるお話

まずびっくりなのがシリーズの人気を確立したジャスティン・リン監督が降板してジェームズ・ワン監督になったことだ。脚本が面白いシリーズだからクリス・モーガンのままなのでストーリーは安心して観れる。でもアクションやカーアクションは命なので、「ソウ」シリーズで有名なジェームズ・ワン監督っていうのは想像もしていなかった。ホラー映画の監督やないかい!でも何の問題もないどころかシリーズ最高の躍動感だったかも。

今回は何と言っても悪役のデッカード役がアクション・スターであるジェイソン・ステイサムなこと。元トランスポーターなのでカーアクションもお手の物だし、アクションでいったら最近レベルなので、ヴィン・ディーゼルとドウェイン・ジョンソンのマッチョ・コンビでも勝てないかもしれない!ジョンソン・ステイサムに追われるなんてゾッとする。

以外にこのシリーズで重要な役はローマンかな。この愛すべきおちゃらけキャラが緊張感を緩和するから面白いんだよなあ。登場人物も何人か増減してるけど、ローマンだけは残して欲しいなあ。

それにしてもシリーズ7作も続いてるのがすごい。もうま10作目まで製作決まってるけど、スター・ウォーズは抜いちゃうし、007シリーズ以外でここまで続いてるのは記憶にない。登場人物があまり変わってないのもすごいし、もうここまで来るとやめられないよなあ。

触れずにはいられないのが、この作品を製作中に交通事故で亡くなったポール・ウォーカーのこと。作中で「絶対、帰って来る」って言ってたじゃないか!ドムとオコナーの関係が大好きだったのに。撮影が終わってなかったシーンはポール・ウォーカーの2人の弟が代わりに演じた。ラスト・シーンは完全にポールに捧げたもので、涙なしには観ることができない。すごく、すごく悲しいけど、ドムも言っていたように、別れなんてないのだ!ポール・ウォーカーは永久に不滅です!
ひろ

ひろ