鋼鉄隊長

ジャスティス・リーグの鋼鉄隊長のレビュー・感想・評価

ジャスティス・リーグ(2017年製作の映画)
3.0
TOHOシネマズ梅田にて鑑賞。

【あらすじ】
スーパーマンの死から数ヶ月。世界が悲しみに暮れる中、宇宙から新たな敵が現れる…。

何かが物足りない。スーパーヒーローが集結すれば興奮すること間違いないはずなのに、そう思うのは何故か。そんなことをエンドロールで流れる『Come Together』を聞きながらボンヤリと考えていたが、理由の二つは直ぐに思いついた。
一つは、敵に魅力が無いから。
最近ではショッカーの「力による世界征服」が古臭いと揶揄される話(『仮面ライダー1号』)が作られるようになる中で、敵の目的が「暴力で世界を破壊する」と言うのは余りにもショボい。悪役が魅力的であってこそヒーローは輝くのだから、そう言う所はしっかりと描いて欲しい。
二つ目は、演出が淡白であるから。
あえて名前は伏せるが、この映画には「あの正義の超人」が登場する。そんな彼の登場は映画の中でも一番の見せ場となるはずなのだが、敵が振り返るとひょっこり目の前に現れると言う登場の仕方では盛り上がりに欠ける。
他にもいくつか残念な点は思いつくが、何だかんだ言ってもヒーローが集まって戦えば純粋に面白いし、個人的には結構満足もしている。やっぱりスーパーマンやバットマンが好きと言うこともあって、話のわかりやすいDCの映画は観ていて楽しい。続編もあるっぽいので、次こそはもっと面白い映画になることを期待している。
鋼鉄隊長

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