FumiyaIwashina

ビリギャルのFumiyaIwashinaのレビュー・感想・評価

ビリギャル(2015年製作の映画)
3.7
中学受験以降まったく勉強をせず、友達と遊んでばかりいたさやかはタバコが見つかって停学になり、進路が危うくなったことから、大学受験で慶応を目指す。
塾の講師や母と学校の教師や父との描きかたがステレオタイプ的な感じはしたが、高3から勉強始めた自分にとっては共感できるポイントが多くあり、追体験しているかのようで、とても感動した。
坪田の生徒に寄り添う姿勢や、母親の子どもをサポートする献身性など学ぶべきところも多い。もちろん、本人の才能や努力がなければ成し遂げられないことではあるが、周りからのサポートや信じてもらえるということはとても大きい。自分の場合は寒さと緊張でお腹壊してばっかりの時に腹巻きをくれた母、辛いときにいつでも話を聞いてくれた担任、英作文を添削してくれた英語の先生たちの記憶が蘇ってきた。
若いときは、成功も挫折も、何かに一生懸命取り組んだ経験は大切な宝物になると改めて思い出させてくれる映画。