まさに正義VS正義。そこになにも悪は存在しない話でした。みんな自分の信じた正義に基づいて戦ってる、、、
全体的に見るととても暗い話なのに、ところどころあるギャグがおかしく、映画館でも笑いが起きていました。シリアスとギャグのテンポが異常に良い。
今作を見て思ったのが、トニーとキャップの正義感というものは相容れないものなのだなと。
キャップは、大戦を戦い抜いたの軍人だから、戦争には犠牲が出ることがわかっている。わかっているからこそ、それを最小限に食い止めたい。しかし現代に生まれ育ち(武器製造会社の社長ではあったが、)戦争を知らないトニーは、犠牲者の遺族の声に胸を悼み、その最小限の犠牲すら出したくないと望む。
やはり産まれた時代が違うからなのか、この正義感は相容れないものだなあ、と。
言ってしまえば、キャップは現実的でトニーは理想的であるなあ。自分の武器が悪を倒すこと以外に使われていることをトニーは知らなかったわけだし、、、。
しかし、それにしてもトニーのフルボッコっぷりは、キャップ派のわたしが見ても可哀想だからもうやめたげて！って思うくらいでした。最後にトニーが笑っていたから、少し救いはあったかなあ。
あとスコット・ラングおぢちゃんがばかわいい。
