981本目。190318
イーサン·ホーク主演のタイムトラベル作品です。
本作品が他のタイムトラベルものと大きく異なることは、過去に戻って事件・事故を防ぐようなシーンは少なく、人物だけに焦点を当てているところです。
そのためタイムトラベル自体は物語を展開する上のツールであり、主人公の心情の揺れ、葛藤が見どころです。
冒頭では、主人公が今まさにタイムトラベルをするぞ、というシーンが映し出され期待が高まります。しかし、その後酒場での会話シーンに切り替わり、ある人物の回想が作品中のほとんどを占める展開となるので、話自体は面白いのですが、 タイムトラベル作品としては少し退屈な時間が続きます。
しかし終盤は怒涛の勢いで巻き返し、とても満足できました。過去·未来へ頻繁に跳びかい、伏線も見事に回収し、衝撃のエンディングを迎えます。
ラストのイーサン·ホークの表情から彼のどんな答えを読み取るのか、他の方の意見がとても気になりますね。
…ネタばれになるため、多くは語れませんが、とても面白かったです。この映画を観終わった翌日まで引きずって、あれこれと考えてしまいました。
このシナリオを考えたロバートソンは恐るべき人物です。
