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ファンタスティック・ビーストと黒い魔法使いの誕生のmiumiuのレビュー・感想・評価

4.5
先日1作目を観て、映画館で観なかったことを後悔。
今作は初日に字幕で鑑賞、翌日3D吹替も鑑賞。満足!
圧倒的な映像美、衣装や美術がツボすぎてうっとり。
1作目のメインキャラ4名のキャラクターと恋模様が好きだったから、その手の展開になるとニヤニヤしちゃう。
ニュートの不器用さと純粋な優しさが特に可愛い。
魔法動物の活躍も楽しくて、1作目以上にファンタスティックビースト!

一方で、ハリポタ予習していないとわからないであろう展開や人間関係もあって(私も全作は見ていない)、知らずに観ると置いてきぼりくらうんだろうなあ…
たぶん拾えていないネタがあるから、やはりハリー・ポッターちゃんと観ようっと。

今作の惜しいのは、いろんな展開、人間関係をギュギュッと詰め込みすぎて、「もっと関係性を見たい!」と思うのに見せてもらえないこと。(意図的な脚本、演出なのかな?)
ニュートと兄のテセウス、ニュートと兄の婚約者のリタ、テセウスとリタ、クリーデンスとナギニ、あとは今シリーズの核となるであろう、黒い魔法使いグリンデルバルドとダンブルドアの絆。
もっと観たかった…!
(ニュートとティナ、学生時代のニュートとリタが丁寧に描かれていたのは良かった!)

キャスティングがバッチリ、嵌まり役なのが魅力の一つ。
グリンデルバルド役のジョニー・デップのカリスマ性が素晴らしい! モノクロ衣装のビジュアルも素敵、睫毛の先まで美しい。
演説で人心を掌握する恐ろしさ、当然ナチスを意識していると思うのですが。甘い言葉に踊らされるのは現代でも同じ。集会場面の緊迫感はゾッとした。
ダンブルドアがジュード・ロウなのも納得。次作ではさらに活躍すると思うと楽しみ!

ハリー・ポッターシリーズもそうだけど、登場するキャラクターを愛せるか、感情移入できるかでドラマ部分ののめり込み方が変わる、それによってガラリと評価が変わるシリーズだと思う。
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