アギゴン

ハン・ゴンジュ 17歳の涙のアギゴンのレビュー・感想・評価

ハン・ゴンジュ 17歳の涙(2013年製作の映画)
3.7
この作品は、嫌な気持ちしか残らない映画でした。普通の女子高生がなぜあんなおぞましい仕打ちに合わねばならないのか…。実際にあった集団性暴行事件を元に描かれたと知って、鳥肌がたちました。
この映画では、加害者はみんな10代の少年たち(実際はどうだったのかわかりませんが)被害にあったのは、2人の女子高生。
そのひとりは自殺してしまい、残る1人の被害者が、ハン・コンジュ17歳。
ハンは事件後他の高校へと転校し、物語はそこから始まるのですが、彼女の心は閉ざされたまま。あるきっかけで新しい友達が出来き、明るい高校生活を送れると気持ちが前向きになって行くのですが…。

10代は後先考えず行動しがちだけど、集団となると、あそこまで酷いことが平気で出来てしまうのかと憤りを感じました。
人間じゃない…まさにゴリラだ。
何も悪くないハンが、どうして全てから逃げ回らなくてはならないのか。

最後「え?どっちなの?」と考えさせられたラストシーン。どうか泳ぎきってと願いました。
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