カルダモン

ヘイル、シーザー!のカルダモンのレビュー・感想・評価

ヘイル、シーザー!(2016年製作の映画)
3.2
コーエン作の中では評判がイマイチな作品だが、それなりに楽しめた。
ハリウッドがどのように成り立っているか、または成り立ってきたか。独特な語り口で見せる皮肉だらけのコメディだった。
出演キャストが無駄に豪華で、その共演だけでも一見の価値あり。なかでもジョシュ・ブローリンがジョージクルーニーを往復ビンタで圧倒する場面は、かなりのパンチライン。
スカーレットヨハンソン、ティルダスウィントン、レイフファインズ、ジョナヒル、チャニングテイタムなどなど、どれも一癖あり過ぎな顔触れがたまらない。
各々得意なジャンルでは輝くが、ひとたびスクリーンから離れるとボンクラ振りを発揮。コーエンの描く人間味はやっぱ魅力ある