ハーレイ・クイーンがかわいい!
一言でいうとそれだけの作品だった。
極悪人が化け物を倒す。
毒をもって毒を制す、という諺を無理やり映画化したような設定。
キャラ設定は、一部は地味だがまあまあ楽しいしよくできている。
特にハーレイ・クイーンのやんちゃなキャラは、とても際立っていた。
しかし残念ながら、褒めポイントはそこまで。
まず、ストーリーがひどい。無理がありすぎる。
こちらのアベンジャーズ(?)は、過去に人殺しを山ほど繰り返した極悪人揃いだ。
みんな頭のネジがいかれているはずなのに、結構簡単に仲間を信頼して友情が芽生えていくのが、あまりにも不自然で無理がある。
そもそもあんたら悪党でしょ?どの面下げて正義のヒーローぶってるの?って思うと気分も盛り上がらない。
バトルシーンも、皆さん悪い人だけど基本的にただの人なので、地味。
ハーレイ・クイーンも、格闘技に長けているわけでなく、ただなんとなくバットを振り回すだけ。
一人だけスーパースキル野郎がいるのだが、なぜか真っ先にやられてしまう。
ラスボスもひどいね。
どう考えても無敵の強さなのに、なんでただのチンピラ集団相手にあんなに苦労するの?
キャラは濃ゆくていい味なのだが、あとはめちゃくちゃ。
無理してアベンジャーズに近づけようとしないで、それなりにパワーバランス配置できていれば、面白かったはず。