近藤啓二

ピエロがお前を嘲笑うの近藤啓二のレビュー・感想・評価

ピエロがお前を嘲笑う(2014年製作の映画)
1.0
ハリウッドリメイクにつられてレンタル視聴したものの、びっくりするくらいお粗末さ。
フィンチャー大好きなのはわかるが、いまさらファイトクラブ?(´・_・`)
もう2010年代なんですが。


スタイリッシュなCGのオープニングも、 かっこいい導入部の編集具合も、「どう?かっこいいだろ?」みたいなのしか伝わってこず、しかもそれほどでもない。
開始早々で偽エドワード・ノートンみたいな主人公に興味を失う。
その後、凄腕のハッカーと称する人たちがうろうろするが、なにがどれだけ凄いのか、全く感じられず。
あいつすげーおれたちすげーっていってるだけで。
しかも「おまえ、マシン語できるのか!」で神輿状態w
80年代かよw 作ったやつら絶対おっさんだろw
トロイの木馬といい、なんか絶妙に情報が古くさい。
いまならなんかもっとあるでしょ。最低でも攻殻機動隊とかみろよ(´・_・`)

途中で、あーファイトクラブがやりたいのね…と思ったが、さすがにあのまんま丸パクで終わることはないだろうと。
どんなどんでん返しがあるのかなと思ったが、中学生が思いついたようなオチ。
「多重人格だと思った?ね?おもったでしょ?でも違うんだよね〜( ̄▽ ̄)」みたいな得意げな声が聞こえるようでイラッときたw

ただ電脳世界の表現は嫌いじゃない。
でもあれもどっかからパクってるっぽいなあ。。

本家ノートン先生が演じる二重人格演技には凄い迫力があるが、へぼいキャラ演技しか真似てない偽エドワードは、ただただ薄ぼんやりした印象しかなく。
なのに、ラストのハンサムきどりのウィンク。
最後の最後までイライラっとさせられる映画だった。

リメイクしなくてもファイトクラブあるからもういいよ。
近藤啓二

近藤啓二