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いつだってやめられる 7人の危ない教授たちのメルのレビュー・感想・評価

3.9
頭脳明晰な学者なのに大学側の経費削減で職を失い不遇な日常生活を強いられる教授たち。
その集団が専門知識と技術で良質の合法ドラッグを作りお金儲けする。

イタリアでは不況の煽りを受けエリート研究者達でさえ肉体労働に従事しなければならないというニュースがあったそうだ。

自分の専門分野では社会に認められない教授たちが見事な合法ドラッグを生み出して初めてその知識の凄さを世に知らしめた(?)という笑うに笑えないコメディ。

主人公のピエトロは失業したことを恋人に言えずに嘘を重ねる。
正直に言っちゃえば楽になるのに…と思うけど、その辺が研究にばかり没頭しているオタク系だから、まぁ気が弱いんでしょうね。
それが合法ドラッグの仕事が順調に進むにつれて口も上手くなっていくし、レザーパンツに派手な上着へと変貌。

然し乍らパーティー会場の壁にあった「ソウスリャナンデモ キープ・イット・グルージー」のカタカナ文字が今でも不可解(笑)
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