唯

グッド・シェパードの唯のレビュー・感想・評価

グッド・シェパード(2006年製作の映画)
2.8
非人道的行為が日常として行われていて、それを日々目の当たりにするエドワード。
家族からは秘密主義であることを罵られ、秘密を明かせないことから周囲とも距離を置き、信頼も愛も得られない。
でも、これはあくまで仕事としてやっていることであり、家族を養うためには仕方ないのだ、だけれどそんな家族から疎まれているのだという父の葛藤たるや。
そんな仕事辞めちまえと言いたくなるが、足を洗おうとすれば消されるのだろうなあ。
一度足を突っ込んだら終わりだね。

私達が知らないだけで、世界中では孤独を抱えたスパイが暗躍しているのかもしれない。

エドワードとマーガレットの結婚生活は、デキ婚の末路を見た感じ。
何も知らない相手を押し倒して妊娠して「あなたのこと何も知らない」ってそりゃそうだろうよ。
アンジーが最初だけめちゃくちゃ可愛いのだが、愛のない結婚生活を選んだのは自分自身じゃんね、自業自得じゃん、と思ってしまう。

出て来る女達が皆積極的過ぎて怖いくらい。
まあ、彼がゲイだから女側からグイグイ来ないと成り立たないわけだけど。
というか、エドワードはゲイであるという認識で合っているのか、、?
スパイとして情報漏洩できないだけでなく、性的嗜好も秘密にせねばならないなんて辛いよなあと思いながら観ていたのですが。

基本的に政治映画はいまいち入り込めないだけでなく、時系列が入り乱れるので、理解が追いつかなかったわ、、。
唯