喜連川風連

怒りの喜連川風連のレビュー・感想・評価

怒り(2016年製作の映画)
4.0
怒り、乾き、性欲、喜び、悲しみ、感情の爆発。

少女の汚れ役出来て、綺麗な顔に色気のある唇に引き込まれた。

少年の魂の咆哮。出演者の全員叫びのようにきこえて鳥肌が立った。

相手を疑ってしまったという自分へのやるせない怒り。

裏切られた怒り。

相手そのものが許せないという怒り。

娘への誹謗中傷への怒り。

好きな人を守れなかった自分への怒り。

許せないことをされた怒り。

誰か大切な人を疑うということは何かを傷つけることに相違なく、それはどう転がっても「怒り」へとつながる。

好きな人であればあるほど、怒りは深いものへと変わる。

償いがある怒りもあれば、救いようのない怒りもある。
喜連川風連

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