総監督・脚本を庵野秀明、監督・特技監督を樋口真嗣が務めて製作された2016年の日本映画
ゴジラシリーズとしては29作目
日本アカデミー賞を総ナメした作品
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現代の日本にゴジラが現れたらどうなるかという設定の新しいゴジラ映画
監督はまさかの庵野秀明、エヴァの庵野さんがゴジラを撮るなんて思いもしなかった
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でも考えたらエヴァは使徒が侵略してくるのを防衛する話だから、設定はゴジラと全く同じ
ゴジラを使徒と考えたらエヴァじゃん!
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それにしても閣僚や官僚、自衛隊などの描き方にリアリティがあって面白い
緊急時にうまく機能しない日本の中枢はリアル過ぎて怖い
日本に失望してしまう反面、後半は日本にも希望があるじゃんってなるから上手い
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聞き馴染みのあるゴジラのテーマは、ダースベイダーのテーマと同じくらいテンションが上がるし、ゴジラなのにエヴァの音が出てくるから笑っちゃった
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個性的な俳優がたくさん出演してるのは見所だけど、誰がすごいというのはなくてみんなで作り上げたって感じがいい。強いて挙げるならいつもと違った強い感じの石原さとみがよかったかな
後ゴジラのモーションキャプチャを狂言師の野村萬斎が担当してるのはすごい
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この作品はエンターテイメント性も充分だが、メッセージ性もあるから映画としての完成度が高い。そもそもゴジラは愚かな人類への警笛であって、放射能というデリケートなテーマに真っ向からぶつかっていたりもする。現代の日本はゴジラが現れたら壊滅するだろうなあ
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それにしてもゴジラは歩いてるだけなのになあ
やっぱり1番危険な生き物は人類だ!