Ay

信長協奏曲のAyのレビュー・感想・評価

信長協奏曲(2015年製作の映画)
3.0
原作未読。
ドラマが私的にツボで、最高に好きでした。
主人公サブローは高校の修学旅行中、頭を打って意識を失います。
眼が覚めるとそこは戦国時代。
その場にたまたま居合わせた織田信長は、驚く事にサブローと瓜二つ。
信長はサブローに自分と入れ替わって戦国を生きてくれと頼むのでした。

高校生が信長を務めるのは無理が..って言うツッコミ含めてもストーリー構成が素晴らしい!!!
本当によく出来ているし、帰蝶と道三の回は見る度に涙が出ます。

さらに言うと、m-floのTaku Takahashiさんの手掛ける音楽が素晴らしすぎる。
なんて素敵な旋律なんでしょう、こんな素晴らしい楽曲が書ける人間性とは!ってなりました。(ピアノ譜買いました)

某タレントがバンドのボーカルと不倫で騒がれたけど、音楽性に惹かれて好きになるってむっちゃ分かる!笑
これが、音楽マジック又は楽器マジックですね。気を付けなはれや!

さて、その完結編の映画ですが...途中までは安定の面白さ、感動、、だったのですが..

ざ、、残念、この作品が大好きだっただけに、映画のラストが残念すぎる。
もはや許せない、撮り直して欲しいレベルで納得いきませんでした。

あれだけ構成が考えられているのに、ラストのお涙頂戴に加えて戦国時代には無理がある演出で出そうだった涙も引っ込むし、なんなら映画館の客席からもクスクスと笑い声が聞こえてもうかなり残念。

大人気ドラマ“JIN”と比べるのもなんですが、この結末シーンを見習って欲しいくらいです。
原作の終わりがどうなのか知らないのですが、結末..というか結末の演出(?)は映画オリジナルなんでしょうか?

このラストシーンに全部持っていかれたので点数ももっと低くつけたい所ですが、それまでが面白くとても良かったので3で踏み止まりました...。
Ay

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