Ay

響 -HIBIKI-のAyのレビュー・感想・評価

響 -HIBIKI-(2018年製作の映画)
3.4
これは、平手ちゃんはまり役ね。

主人公である女子高生の天才小説家、性格に難あり。と言う描き方なんだれど、彼女が言う言葉は正論。
ただ、感情のコントロールが出来ないが為、自分の言葉が相手に通じなければ、出る出る手が足が。笑
殴ったろかと思う事は皆経験あると思うんだけれど、それを堪えるロックが彼女には無いのだね〜
誰がどう見てもヤベェ子です。

結構トントン話が進んじゃうのは、まあアレとして彼女の書く小説の何が"天才"なのかが伝わらないのが難しいところよねぇ。
あと脇役が脇役すぎて勿体無い。

とは言え、原作の力か、刺さる台詞が結構あって、主人公が暴力を振るってしまい、世間を騒つかせメディアが群がり、それに対して
「なんで本人に謝ったのに、世間に謝る必要があるの?」とか、
世間の声を代弁しているかのような記者の質問に対して、
「世の中がどうとか、誰かが言っていたじゃ無くて、私はあなたと話しているの。あなたの意見を聞かせて。」とか。

特に「世の中の人はあなたの行動に疑問を持っていると思うのですが」とかいうあるあるの問いは、あたかも、世間を代弁しているかのように伝え、相手に不快感を与えるのよね。

つまり、それは自分が思ってるんでしょ、という事を自分が悪くなりたくないが為に、ふわっと皆の声として伝えるのね。
これをやってくる人の行為を"カバートアグレッション"(Covered aggression:隠れた攻撃性)と言うらしく。
(あたかも良い人、常識人を装って攻撃してくる人。)

これを、DaiGoがYouTubeで説明していて、「DaiGo 嵐(DaiGoがメディアにブチ切れてる動画)」「DaiGo カバートアグレッション」で出てくるよ。

あれ!?DaiGoの宣伝話になってしまった😂
幸せな事に、私の周りにはいないのだけど、例えばもし「ちょっと耳にしたんだけど、なんかあなた仕事できないって言われてたよ〜酷いよね!!」のような事を一々言ってくる人が近くにいたらご注意を。(映画の話は、、!?)
Ay

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