このドキュメンタリーで映されるのは、信念と使命感で命を救い世を変えようと立ち向かう人たち。
この映画本当に凄い..というか悪い意味でも衝撃を受けるから、是非いつか。
シリアのアレッポで生きるジャーナリスト志望のワアドが撮影した5年間の記録ムービー。
独裁(アサド政権)から自由を得るべく起こした市民デモが次第に大きな内戦となるんだけど、とにかく民間人が政権側の爆撃によってたくさん死ぬのね。
焦点が当たるのは主に病院で、撮影をする内ワアドはある医師に恋し、母となるのさ。
幸せに包まれる瞬間も記録されていて、#この世界の片隅に のような日常も垣間見れる。
でも次に映るのは紛争で、息もせず血の通わない赤ちゃんや、数えきれない死体、止まらない血が全て映像に収められていて絶句。
私漫画で印象に残っている台詞がいくつかあってね、
「地図の上から人間が確認できる?あなた達が世界をそんな目で見てるからあんな非道な事ができるのよ」
ってONE PIECEでロビンが言うんだけど、いや正にそれで、"見えない人"に毒ガスを浴びせ爆弾を落とし続けるのさ。
ロシアの軍事参戦によって更に反アサドは窮地に追い込まれ、激化し続ける内戦を世界に知らせるべく、そしてその中で生まれた子への愛情と生きた証を残す為にワアドは撮影し続けるのよ。
この映画に"正義とは?"を投げ掛けられて、言葉が出なかった😔