長文を打っていたら、上手く投稿出来ず文章は消え去り気力が失せた。笑
それからだいぶ時間が経っての再投稿。
香港のニュースを暫く追っていた中でのこの映画鑑賞でした。
本作は、韓国の「光州事件」が題材で、ドイツ人記者とソウルのタクシー運転手を描いた実話を基にした映画。
クーデターに抗議した学生と民間人によるこのデモ(事件)は、民主化への大きな分岐点です。
男手一つで愛娘を育てながら、ソウルでタクシー運転手をしているキム・マンソプ。
金銭的に余裕の無い生活を送る中、ある外国人をソウルから光州に送り届け且つソウルまで連れて戻れば高額な運賃10万ウォンが支払われると言う情報を耳にする。
この時既に光州は通行禁止になっており、学生デモが過激化し、市民達は暴徒化していると報道されていた。
しかし、事実は異なり、市民を制圧する為に国は軍を向け虐殺とも取れる武力行使を行なっていたのですね。
犠牲者は193人と発表されているが、実際は2000人とする話もある。
マスコミの事実とは異なる報道により、同じ国民でありながら何も知らず政治に無関心なソウル市民の男が光州で惨劇を目の当たりにする。
本作も、2部制と言って良いでしょう、前半はコメディチックに描かれ徐々に緊迫した内容に移行していく。
ハートフルなポスターからは想像出来ない非常にずっしりくる素晴らしい作品です。
