盲目の人に連れられて塔に登る。
なんかテンションが上がったのかわからないけど落ちる。
戻る途中で人がいたからニコってする。
その人がキモい割れ目から赤ちゃんをとりだして食い出したから笑顔が消えるのウケる。
石膏像か何か見てたら後ろからヘビ。
驚いて落としちゃうよね、非常識すぎる。
顔を押さえて走ってるアニメーションの気合い。
座禅組んでる人か仏像か。
燃えた。
こっち見てる。
兵隊とか戦車とか。
どこを旅してるんだ。
噴水の水を見てたら老婆に。
これには対して何も思わないのかな。
インド人らしき人がこっち見て笑う。
足が石みたいになってきている。
しゃがみ込んで石に。
お経。
帰ってくる。
別事なし。
別事なしの文字が大きくなってウケる。
別事あっただろ。

セルBluRay全集にて

これは度肝を抜かれた❗️
ウイーン幻想派絵画に刺激された、カットアウト切り紙の手法で作られた絵画的アニメ

セリフはないので絵柄からメッセージを想像するしかないが、かなり示唆に富んだ作品である。

日本人海外旅行者が増えだしていた70年代初頭、ある日本人女性が東欧にて遭遇しそうな強烈な異文化政治体験と戻ったあとの平和な日本の対比が凄い

特にプラハの春を描いたと思われる戦車の隊列とギリシア神話っぽいヨーロッパ神話に絶望する東欧の人々、謎のインド人からの曼荼羅仏教が結局日本人を救う⁉️ぶっ飛んだ世界観

すごいものを観せられた。

これをなんと表現したらいいんだ。カオスな脳内をカオスなままにアニメーションにしたような、悪夢みたいな作品だった。この無国籍感とディストピア感のめまぐるしさに心を委ねていると、不意にまた見慣れた景色の中に戻される。私もまた旅をしていたらしい。

• #川本喜八郎と湯っ子
• #ユメミーワールドと湯っ子