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仁義なき戦いのdeenityのレビュー・感想・評価

仁義なき戦い(1973年製作の映画)
2.7
本当は今年の前半でヤクザ映画がマイブームでその時に見ていたのですが、忙しくなり過ぎてとりあえず見ておかねばという使命感から強引に見た作品。だからそのままとりあえず見て忘れてました。

とりあえず有名な「チャララ〜」のテーマ曲も聴けたし菅原文太の親分も拝めたので満足なのですが、他にも名優がぞろぞろいましたし、最近続編が出た『孤狼の血』なんかもかなり意識した作品らしいので、そういう観点でも見るだけで価値ある作品かなと思いました。

正直リアルさっていう点では秀逸なものがありました。元々ノンフィクションの手記を元にした作品ということもあり、かなり生々しい描写は多いと思います。
そして任侠物ということもあり、菅原文太演じる広能の漢気はかっこよさを感じますね。文太さんにしか演じられないオーラみたいなものがありました。

ストーリーとしては20年くらいに渡る抗争を描いているため、本作だけではこのシリーズの面白さってのは語れないのだと思います。
ヤクザ映画の原点として得るものは多いと思いますが、個人的にはストーリー性もしっかりしている最近のヤクザ物の方が好きな、まだまだペーペーだということを感じました。
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