眠ってしまうと姿が変わってしまう家具デザイナーのウジンは、アンティーク家具店で働くイス(ハン・ヒョジュ)に惹かれてしまい…。
ウジンという一人の男性を123人で演じるラブストーリー。
毎日姿が変わってしまうウジンを愛するようになるイス。毎日違う姿に戸惑いながらも、ウジンの愛を受け止め、共に寄り添って行きたいと思っているのに、周りからの視線に悩み、葛藤してしまう姿がとても切なくて、優しいギターの音色がイスと共に包み込んでくれる描写がとても心地良い。
毎日姿が変わってしまうから、イスからはウジンを見つけられない。だけど、感じるウジンの存在は、イスを常に愛で包み込んでいるのがわかる。
お互いに傷つけないように努力する姿に胸を打たれるし、毎日会うウジンだけど、姿が違うウジンに慣れるのに一日は短すぎるという気持ちにとても共感できる。
ウジンという役を違う人たちが演じているけど、姿は違うけど全員が同じウジンで、同じ空気感を感じさせてくれる俳優さんたちの統一感も素晴らしい。
この作品をオシャレに彩る家具や、優しい音楽も魅力的で、とても素敵な、大好きなラブストーリー。