なるほどなぁ～～皆さんの評価が芳しくない理由がよく分かりました。
まずプロメテウスから続く今回のコヴェナントでの要素として、第一作目からの"エイリアン"シリーズのようななSFスリラー的要素、もう一つは人類の起源の謎などのアンドロイドを中心とした神話的な要素があると思います。
この2つの要素が上手く組み合わさっていればいいのですが、正直これどちらの要素も中途半端だなぁ～(;´･ω･)
多分ですけどこの映画を見に来る人は前者のSFスリラーを期待していく人のほうが多いんじゃないですかね、ですのでマイケル・ファスベンダーが色々やってても「そんなんいいからエイリアン出せよ(;^ω^)」って思うと。
しかし肝心のエイリアンのシーンもジワジワした怖さがあまりないですし、しっかり全身を映したシーンを多く入れているのでいざという時の迫力がない。
もう一つの神話的な要素もなんか小難しく理解しにくいですし（僕の頭が悪いからかもしれませんが…）
上記のような不満もあるのですが、楽しめなかったかと言えばそんなことは無いです。
まずキャサリン・ウォーターストンが予想を裏切りとても良かった！！
予告とかで見る分にはおばさんな感じで、『インヒアレント・ヴァイス』では美人だったのにな～…なんて思っていたんですけど、実際は逞しくヒロイックな活躍でかなり魅力的でした、髪型も完全にリプリーのイメージですね。
その他にもマイケル・ファスベンダーとマイケル・ファスベンダーのキスという、ある層には需要がありそうなシーンがあったり、ラストの衝撃な展開など印象に残るシーンは多かったです。最近は『ライフ』の例もあり、SFスリラーはこういう終わり方という決まりでもあるのでしょうか？僕的にはそういうの大好きなのでこのような展開の作品は今後も作っていってほしいものです。
まあ中途半端な作品ですが、僕は結構好きです！！純粋なSFスリラーが見たいのならば『ライフ』を見ればイイです！！あっちは本当に面白いですから！！
