批評家達からの評価は低いものの、観客たちからの評判はすこぶるイイとの噂を聞いておりましたが、もの凄く納得いたしました。
話は王道中の王道、ヒュージャックマンのサクセスストーリー!!トントン拍子に話は進み、葛藤や困難も深くは描かれずミュージカルシーンを挟めばすぐに解決!!ハッキリ言って中身が無いです。無くはないけど浅いですね。
ですが!!言い方を変えればサクサク進んでとても見やすい、深く考えなくても楽しめるエンターテイメントとしてはいい出来だと思います。なんだかんだ言って曲とダンスは凄くイイですからね!!
批評家たちからの評判が悪いのはフリークスたちの扱いや、浅いストーリーからだとは思いますが…
劇中、フリークスのサーカスを「芸術ではない偽物だ!!」と批判する批評家が出てきまして、それに対しヒュージャックマンは「偽物でも、ショーを見て帰る人々はみんな笑顔だ」と反論します。これってまさにこの映画のことですよね。
確かに内容が素晴らしい映画ではないけど、観客は満足してる。実際見終わった後、周りの観客からは「面白かったねー」などの声も聞こえました。ですので結果的にこの映画は"大成功"なのだと思う。評論家目線で見れば駄作でしょうが、観客目線で見れば傑作、それでいいじゃないか。
余談ですが、今作で初のドルビーアトモスを体験しました。うん…確かに音は良かった気がする!!でもIMAXで見た時との違いは感じることができなかったなぁ。