とし

ピンクとグレーのとしのレビュー・感想・評価

ピンクとグレー(2016年製作の映画)
3.0
NEWSのメンバー・加藤シゲアキ原作による小説の映画化です。

河田大貴は小学5年の時に転校、すぐ同じ団地に住む鈴木真吾と友達になる。2人は大きくなり、街でスカウトされたのをきっかけに芸能界入りするが、真吾はどんどん売れていくのに対し、大貴は全然上手く行かない。ひがみもあり、真吾と少し距離を取っていた大貴だったが、同窓会で再会し以前の仲を取り戻す。翌日、真吾のマンションに訪れた大貴は、首を吊って死んでいる真吾を発見する…という内容です。

私、小説は未読での鑑賞でした。キャッチコピーの『幕開けから62分後の衝撃』が気になって、気になって…。時々、タイムバーを表示しながら、「あと◯◯分か…」と考えながら鑑賞していました(笑)。まさか、そんなオチとは…。というか、一番驚いたのは、半分ぐらい白黒映像かよ!って事かも。演出とはいえ、大胆な発想ですねぇ。

前半の『ピンク』パートは、先の展開を考えながら結構楽しめたのですが。後半の『グレー』パートは、何だかダラダラと長い気がして。オチも弱い気がするなぁ。前半部分だけを、『世にも奇妙な物語』あたりで放送した方が、簡潔で面白かったんじゃない?

ラスト近くの、菅田将暉の役について(一応、ネタバレ防止用にボカしておこう)…彼は一体、何がしたかったの?大怪我してまで、しなければならなかった事なの?分からない…。

そして、ほんとのラストも、何故彼だけカラーなのか、そして何故主人公は彼と会話が出来るのか、イマイチ分からないです…。もしかして、主人公はアレが本当は成功してて、死んでるとか?考えれば考える程、分からないですわ…。
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