バナバナ

ゴースト・イン・ザ・シェルのバナバナのレビュー・感想・評価

3.5
中国資本がだいぶ介入しているみたいで、上空から見た都市の情景は『ブレードランナー』だったが、芸者ロボやヤクザが出てくる割に、地上に下りた景色はまるっきり香港だった。きっとロケ地は香港なのだろう。

映像は完璧なCGでシャープなのだが、ストーリー的にはややラブロマンスが入っているので甘目です。
原作やアニメの攻殻が好きな人は、受け付けられないかも。
でも私はこれまでの作品にそこまで思い入れもないし、既視感のあるストーリー展開ではありますが、映像的には迫力があったので、これはこれとして楽しめました。

草薙素子を白人のスカーレット・ヨハンソンが演じたので、ホワイトウォッシングとの批判もあるようですが、素子は義体な訳だし、顔もきれいな方がよいので気になりませんでした(どちらかというと、トグサ刑事が冴えない中国人俳優だった事の方が、堪えた)。
ただ、スカーレット・ヨハンソンって、白人にしては元々身長が低いので、あの肉襦袢を着ると、よりずんぐりむっくりのスタイルになってしまうという…、ちょっとトホホでした…。

続編、今回の興行収入が良ければ作られそうな終わり方はしていました。
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