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エール!のJINのレビュー・感想・評価

エール!(2014年製作の映画)
4.6
涙がちょちょぎれた。
ヒロイン以外の両親と弟が聾唖者なんやけど、とにかく前向きで愛情に溢れていてステキな両親。
子供達もそのおかげでとても良い関係を築きながら育ってた。
ところが、ヒロインが「歌」と出会うことで、家族との生活をとるか、夢をとるか、葛藤することに。
ストーリー全体の流れはとてもシンプル。
人間関係においていろんな葛藤やすれ違いがあっても、とにかく暗く感じさせられることがなく、ユーモアも下ネタもたっぷりで(笑)、笑いあり涙ありで存分に楽しめたし、お涙頂戴ではない自然な感動が待っていた。
教師や友人のキャラも個性的。
特に父親が魅力的で素晴らしかったなあ。
あれで聾唖者でなければ無敵なんじゃないかと思う程頼もしい男…いや、彼はおそらく聾唖者であるが故に逆境に強く逞しくなれた男だろう。
その証拠に彼は耳が聞こえないことを「個性」だと言った。
そんな彼は性欲もとても旺盛だ(笑)
それにしてもフランスってあんなに早熟で性に対してオープンなのかっていう驚きが(笑) 

エンドロールまでちゃんと観なかった人は、アレは一体どうなんたんだ?ってなるので要注意やね。
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