クリンクル

スター・ウォーズ/スカイウォーカーの夜明けのクリンクルのレビュー・感想・評価

2.5
これがスターウォーズなのか?
自分は最後のジェダイ肯定派だが、否定派もスターウォーズの空気は感じてたと思う(そう願いたいけど…)

だが本作はなんだろう
めまぐるしく変わるカット、スローモーション、フラッシュバック、スターウォーズとは思えないCGの悪い意味で洗練された背景
冒頭からスターウォーズの最新作を公開日に臨む緊張感は消え失せ、凡百なハリウッド大作映画を見ている感覚だった

恐らくこの映画にゴジラ キングオブモンスターズのワンシーンを付け足しても違和感なく映るだろう
それぐらいこのスターウォーズにはスターウォーズたらしめる画は存在しなかった

話のほうもかなりお粗末であるし、少年漫画的なインフレや中身のない絆の描き方はスターウォーズという作品全体をチープ化させた

めまぐるしく変わるカットや中身のない空虚な会話で登場人物の心情と観客が心を重ねられる要素は皆無で、新キャラクター含め外見だけのフィギュア化されるために存在するように思えた

出来不出来はあれど、スペースオペラとして唯一無二であったスターウォーズがそこらのハリウッド大作となんら変わらないものになってしまった

これからどれだけ作られてもスターウォーズに緊張することはなくなりそうだ


だけど、またさせてくれよ…