さっちん

美女と野獣のさっちんのレビュー・感想・評価

美女と野獣(2017年製作の映画)
3.9
字幕版IMAXにて鑑賞。

アニメ版は、劇場で2度(1回目はオーストラリアの映画館だったので字幕なしの英語)観て、その後確か当時はビデオを買って観て、サントラ買って‥と繰り返し観て聴いてしているので、今回実写版に当たって作られたオリジナル曲以外は、耳に馴染みまくっており、特に主題歌なんて、歌詞見なくてもフルコーラス歌えるくらいなので、テンション上がりまくって観ました。

ストーリー知ってるって、物語に入り込むまでの、頭使って眉間にシワが寄る感じが一切なくてそこは本当に好き。

同じストーリーを知ってる話でも、コミックとか小説が原作で、それしか知らない作品だと、登場人物のイメージの違いとかストーリー、世界観の違いとかがいちいち気になって逆にストレスなんだけど、今作は、ひとつひとつのシーンが、アニメとほぼ変わらず再現されているので、「違う!」ってストレスもなく本当に気持ちよく、また、若かりし頃にハマって観た記憶も蘇って懐かしく、普段ない体験ができて面白かった。

ただ、実写版で、形がリアルであるだけに、ルミエール、コグスワース、ポット夫人、チップetc‥‥呪いがかけられている時の「物」感が強く、表情もわかりにくくて、アニメ版の方が、表情が豊かな分、それぞれのキャラがたってて良かった気がする。
特に燭台のルミエール、顔部分が小さい上に、金ピカなので表情が読めない。😅
もうちょっと形や材質に工夫ができなかったものかな?と思った。

まぁ、でも、ちょっと不満だったのはその点のみで、あとは本当に素晴らしいクオリティの高さだった。IMAXで観たので迫力も満点だったし‥。

あと、余談ですが、だいぶ前の別の日に観に行った娘と「図書室のシーンが好きで、あそこでうるっとした」っていう点で意気投合‥。
娘は彼氏と観に行ったのだけど、彼に「そのシーンのどこに感動するのかボクは全然わからへん」と言われて凹んでたらしく、「いやいや、あそこは自分を理解してくれる人にやっと出会えた!」っていう感動シーンやから!」と、2人で盛り上がれてなんだか楽しかった。笑
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