円柱野郎

ソウ6の円柱野郎のネタバレレビュー・内容・結末

ソウ6(2009年製作の映画)
3.0

このレビューはネタバレを含みます

6年連続公開という驚異的な制作ペースは、もはやマンネリと言うよりも風物詩と言っても過言ではないか。
連作していることを考えれば一定のクォリティを保った仕事には敬服するものの、やはりパワーの衰えは否めない。
話のつじつま等は、やりたい放題の「5」に比べればずいぶんマシになり、過去作との関連性も疑問に感じない程度にうまく組み込めていると思う。
ただ、本作を通じて行われるゲームには話を引っ張っていくパワーが少なく、ホラー映画の割にはあまり緊迫感を感じなかった。
そりゃあ劇中の人物は必死だろうけど、あんまりそれが真に迫ってこない。
それはマンネリによって、ある程度先が分かってしまうことの弊害なのかも。
仕掛けが大仰なのは毎度のことだけど、全員知り合いである10人以上の被害者達を、一度に拉致している設定はかなり無茶かなあ…、まあそこは目をつぶるか。
これ以上グダグダにならない内に、そろそろシリーズ全体の着地点を考えてほしいと思ってしまう出来かなあ。
円柱野郎

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