FumiyaIwashina

インフェルノのFumiyaIwashinaのレビュー・感想・評価

インフェルノ(2016年製作の映画)
3.4
ラングドン教授シリーズ3作目。人類の増加を抑制するべく、ウイルスをばらまく計画の途中で亡くなったゾブリスト。彼の意志を継ぎ、計画を遂行しようとしているものと対決するが、ラングドンは数日間の記憶を失なっており、目覚めた時に側にいた女医のシエナの力を借りて謎を解いていく。
もはや、宗教色がほとんど消えた今作はストーリー的には最も簡潔でわかりやすい。しかし、難解でも、宗教を扱う時の各宗派の熱気とタブーに触れているようなゾクゾク感を楽しみにしていた自分としては物足りなくなっていた。
一方、フィレンツェ、ヴェネチア、イスタンブールなどのヨーロッパの街並みを楽しめるのと、ダンテを元にした謎解きは今作でも健在。
フェリシティ・ジョーンズは今作では微妙な立ち位置で魅力が十分には活かされてなかったけど、彼女を見るのも楽しみのひとつだった。