へたれ

ゴーストバスターズのへたれのレビュー・感想・評価

ゴーストバスターズ(2016年製作の映画)
2.3
真摯な取り組みが色々空回りしていた。

良かったとこ。ケイト・マッキノン、レスリー・ジョーンズ、クリス・ヘムズワースの3人。くだらない脚本の中でもまだキャラクター造形に工夫が見られた。特に、クリス・ヘムズワースは、「バーン・アフター・リーディング」のブラッド・ピッドを超えるバカキャラを徹底していた。

ダメだったとこ1。コメディとしてつまらない。全般的にギャグはSNLのスケッチ並み。よほど沸点を低く構えないと、劇場でこのレベルで笑うのは難しい。

ダメだったとこ2。コメディとしてのダサさにつられて、クリステン・ウィグ演じるエリンは、言動に一貫性がなく、その場その場でコント的な受け答えを言わされてるだけ。

ダメだったとこ3。話の大筋は一作目とだいたい同じで、性別を入れ替えた効果が見られない。

ダメだったとこ4。クライマックスの志の低さ。タイムズスクエアの戦闘ってアメスパ2で見たし、巨大化するあれはマシュマロマンや自由の女神と違って脚本上の必然性がないし、ベイマックスのパロディみたいなのも、ただ真似てみました以上の効果が無い。エンドロールで見せるクリス・ヘムズワースと警官たちのあれは、本編の中で見せてこそ意味があったはず。
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